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RTE (ready-to-eat)シーフード製品の塩分削減

加工食品の需要が世界的に高まるにつれて、どの国においても食生活のパターンが変化しつつあります。世界保健機関(WHO)によると、減塩は国民の健康増進のための最も効果的な取り組みの一つとされています。保存加工された魚貝類製品を好む人々にとって、減塩された新製品は、食生活の改善を守ることが簡単になるでしょう。

塩はバクテリアの繁殖を抑え、製品の保存性を高めるので、伝統的にも多くの魚介類製品の保存に使用されてきました。そのため、メーカーが塩分量を変更すると、細菌の繁殖に影響を与えたり、食品の味が悪くなったり、安全性が損なわれたりする可能性があります。しかし、一般的に現代人は塩分を過剰に摂取しているので、魚介類製品などの塩分を減らすためのソリューションを開発する必要があります。

減塩しながら細菌の増殖を予測する数字でわかるツール

ロイヤルグリーンランド社は、加工食品の塩分を減らすために、新しく革新的な数学的ツールを用いて、ボツリヌス菌やリステリア菌など、RTE(ready-to-eat:インスタント食品)・シーフード製品にまれに含まれる有害な微生物の潜在的な増殖を予測しました。このツールを使用することで、食品の安全性を損なうことなく、RTE・シーフード製品の塩分含有量を最大50%削減することが可能になりました。

海老の塩漬け製品から、年間8トンもの塩分削減に成功しました

コラボレーションにより大幅な減塩を実現

ロイヤルグリーンランド社は、研究と献身的な製品開発により、塩水漬けのエビ、燻製、ランプフィッシュ・キャビア製品などのRTEシーフード製品の塩分を削減することに成功しました。この取り組みにより、35種類以上のRTEシーフード製品にデンマークのキーホール・ラベル(健康的な食品であることのラベル)を貼付することが可能となり、デンマークの消費者が、より健康的な食品を選べる選択ができるようになりました。

海老の塩漬けだけでも、ロイヤルグリーンランド社は年間生産あたり8トンの塩を取り除くことに成功しました。最先端の研究開発を進めることで、ロイヤルグリーンランド社は、消費者が食料品を購買する際に、より健康的で良い製品の選択ができるようになります。

 

 

Photo Credit: Royal Greenland

 

Royal Greenland
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