2月11日(金) 17:00~18:30 (日本時間) オンライン・トークセッション (英語にて開催)
FoodNation*の2022年第1回目のグローバル・フード・トークのテーマは『オーガニック生産と消費』です。
トークセッションでは、オーガニック生産と消費が、持続可能なフードシステムにおいてどのような役割を担っているかを話します。デンマークおよび世界の農業と食のシーンで活躍する著名人と対話し、有機農地の拡大に関する高い目標を達成するための方法を学びます。
国連によると、現在の世界の生物多様性の損失は、自然に起こる絶滅の1,000倍と推定され、農業が最大の原因の一つであると言われています。生物多様性の損失は、食料生産、新鮮な飲料水の確保、気候変動への適応といった我々の能力に対する大きな脅威となっています。私たちは、自然のバランスを取り戻し、持続可能な世界の食料システムを確保することが緊急に必要です。オーガニックはその解決策の一つとなるでしょう。
世界のいくつかの国や地域では、オーガニック生産を次のレベルへ引き上げるための野心的な目標を設定しています。例えば、EUは2030年までに農地の25%を有機農法で栽培することを目標に掲げています。オーガニックの生産と消費を高めるには、食品生産者から食品サプライチェーンの関係者、食品産業、小売業者、消費者まで、変革のためにすべての人々の意識と行動が必要です。
トークセッションでは、有機栽培を中心に自然のバランスを保ちながら、安全で栄養価が高く、持続可能な食品をすべての人に十分に供給するにはどうすればよいのかを話します。
プログラム
- 基調講演
『オーガニックな生産と消費に向けた成長と転換をどのように促すか?』 アンリ・ドゥランジュ 欧州委員会 農業・農村開発総局 副ユニット長(有機生産担当) - デンマーク食品農業漁業省 ラスムス・プレン大臣、IFOAMオーガニックインターナショナル理事ポール・ホルムベック氏による対談『オーガニックを目指す – ビジネス上の推進力とアクションは何か?』
- COOPデンマーク CEO カレン・ウスタガー・ニルセン氏、アーラフーズ社 マーケティング、イノベーション、コミュニケーション、サステナビリティ担当CMO兼EVP ハンネ・ソンダガー氏による対談
- モデレーターによる閉会の辞
グローバル・フード・トークに参加して下記の契機となることを期待しています。
- 持続可能な開発のためのソリューション、行動計画、パートナーシップモデルに関する知識を得る。
- 有機農地の拡大と生物多様性の向上に取り組んでいるステークホルダーから刺激を受ける。
- グリーントランジッションに向けた行動への動機付けとなる。
*FoodNation(フードネイションはデンマークの食品農業分野であるフードクラスターの政府民間団体です。)